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ディグ・ア・ポニー(Dig A Pony)は1970年に発表されたビートルズの最後のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『レット・イット・ビー』に収録された楽曲である。 == 解説 == レノン=マッカートニーの作品。実質的にはレノンの作った楽曲である。スタジオでレコーディングされず、1969年1月30日にアップル本社で行われたルーフトップ・コンサートの音源を使用している。半ば強引に韻を踏んだ歌詞とブルース色の強い曲調で構成される。歌詞には、"You can celebrate anything you want(思いのままに讃えよう)"や"All I want is you(欲しいのは君だけ)"という、明らかにオノ・ヨーコへのメッセージが歌われているが、生前ジョンは「適当に韻を踏んで遊んだ曲で、ゴミのひとつさ」と語っている。 また、歌詞の中に"I Roll A Stoney"で始まる一節で「知っているものを何でも真似してもいいのさ」と歌っているが、これは当時ビートルズのやることを何かと後追いで真似していた、ローリング・ストーンズに対する皮肉である。 3つのミックス(演奏は同一)が存在。そのうち2つのヴァージョンでは、リンゴがタバコ休憩に入っていたところでカウントを始めたため、リンゴが制止する音声が入っている。その後、改めてカウントされて始まる。 屋上ライヴのヴァージョンでは、歌の始まりと終わりに"All I want is (you)"というポールとジョージのユニゾンが入っている。演奏の映像では、膝をついたスタッフが歌詞カードをジョンに見せている様子が確認できる(これはジョンが歌詞を忘れることが多いためで、事実屋上ライヴでもドント・レット・ミー・ダウンを歌い間違えている)。 アルバムでは、前述のユニゾンがカットされている。ジョンの声『ありがとう、ブラザー…寒くてコードが弾けない』、ギターのノイズが入った後、小休止してイントロがかかり、そしてブギをかけて終了している。 一方、『レット・イット・ビー...ネイキッド』では、前後の会話等がユニゾンを含めてカットされており、ラストは映画に収録された演奏のものが用いられている(短いギターのフレーズと掛け声が入っている)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ディグ・ア・ポニー」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Dig a Pony 」があります。 スポンサード リンク
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